2014年3月15日土曜日

横浜三塔物語‥そして飛鳥Ⅱ

みなとみらい線日本大通駅周辺にある3つの塔は、その形からキングクイーンジャックとよばれ、人々に親しまれてきました。3月10日は語呂合わせから「横浜三塔の日」。好天の下横浜三塔を巡りました。

■ステンドグラスも美しいジャックの塔
日本大通駅から地上に出ると、正面に飛び込んでくるのがジャックの塔こと横浜開港記念会館です。



ジャックの塔を擁する横浜開港記念会館

この建物は、1917年(大正6年)に完成したもので、現在も横浜市中区公会堂として活用されており国の重要文化財にも指定されています。
鳳凰を描いたステンドグラス

内部には美しいステンドグラスもあり、訪れる人たちの目を楽しませてくれます。この日は特別に塔屋にも上ることができましたが、順番待ちの多さに断念してしまいました。

■帝冠様式の代表 神奈川県庁本庁舎
横浜開港記念会館から日本大通駅に入り口に戻り回り込むように進むと、神奈川県庁本庁舎の正面に出ます。
日本大通から見た神奈川県庁本庁舎


大正15年に行われた公募により採用された建物で、昭和初期に流行した帝冠様式のはしりといわれています。キングとよばれるだけあってなかなか堂々たる風格があります。
少し斜めから
屋上に見える見学の人々

この日は内部や屋上が一般公開され、知事室などを見ることができました。黒岩知事の等身大の写真には、一瞬本物ではないかと思ってドッキリさせられました。
正面玄関前では、高校生による太鼓や応援団活動などが披露され、県内各地域の出店もあり、大勢の人でにぎわっていました。

■どうせなら三塔まとめてみてしまおう。
象の鼻パークから横浜赤レンガ倉庫前を通り、赤レンガパークの一番端に来ました。ここは三塔を一度に見ることができる地点のひとつ。


三塔を見渡せる地点の案内
赤レンガパークから見た横浜三塔

左にキング、右にはクイーン、そして中央のジャックは小さくてややわかりにくいけれどもどうにか見ることができます。
なお、横浜駅中央通路東側、横浜地下街ポルタ入り口にも「三塔」が立っています。時間がなくて本物の三塔が見られない人はこちらで「代用」する方法もあります。

横浜地下街ポルタ入り口の「三塔」
■三塔でいちばんのっぽ 横浜税関
クイーンの塔とよばれる横浜税関は、イスラム風の緑青色が美しい丸ドームが特徴的です。三塔の中では一番新しく(1934年(昭和9年)竣工)、高さ51mと三塔の中では一番ののっぽさんです。
緑青色のドームが美しい横浜税関
クイーンの塔を眺めるには、赤レンガパーク入り口と山下公園を結ぶ遊歩道の上からがよいでしょう。地面からの高さがあり税関の建物の全貌を見ることができます。

この遊歩道を歩いて横浜大桟橋にやってきました。ここにも三塔を一度に見ることができる地点があるのですが、この日は大桟橋に豪華客船飛鳥Ⅱが停泊していて三塔を見ることができません。
大桟橋に描かれた巨大な三塔のイラスト

しかし、遠くに小さく見える三塔よりも、巨大な豪華客船を間近に見ることができてかえってよかったかもしれません。
豪華客船 飛鳥Ⅱ

この後は、天気もよく時間もあったので、運動を兼ねて横浜駅東口まで歩いて帰りました。

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